バリエの
今日この頃

うちが、人気漫画の舞台(!)になった話。信じてもらえますか?

2026年6月2日(火)

【ある日突然】

うちはよく、ある日突然何かがおきる会社です。その出来事のひとつのお話をさせてもらいます(笑)。ホントに降って湧いたようなお話です。

【私たちの会社が漫画の舞台に!】

ある日「小学館のビッグコミックスピリッツの副編集長ですが…」という電話が唐突にかかって来ました。「ハイ〜っ?何ですって?」という感じでした。
「取材をさせてください!ある漫画家さんが新しい連載の舞台に、ホームページで探し当てた御社のオフィスを舞台として漫画を描きたいと言っています!」
「ちょっ、ちょっと待ってください。言ってる意味がわからないんですけど!?」
「え〜と、ですから一度取材をさせてもらえないですか?ご説明もしますし、謝礼もご用意していますので」

何だかわからずに取り敢えず応じました。(少し謝礼に期待して・笑)

【漫画家さんもやって来た!】

その日が来ました。漫画家さんも来ました。この人は鍋倉夫(なべくらお)さんという新進気鋭の漫画家さんで「〝路傍のフジイ〟という漫画の連載を描くことになり、作家さんが色々ホームページで企画会社のイメージを探し回って〝ここだ!ここがいい!〟ということになり、連絡させていただいた次第です。」ということで、何が何だかわからない中で取材が始まりました。事務所を隅々まで、膨大なカット数の写真を撮っていきました。狐に摘まれたような、騙されんているんじゃないか(笑)、というような疑心暗鬼の中、撮影は終わり、彼らは帰っていきました。???という感じです(笑)

【そんなある日…】

そんなことをすっかり忘れていたある日、小学館から、レターパックが届きました。開けてみたら単行本で「路傍のフジイ」という漫画でした。

【精密な描写】

本を開いてみると、これは、写真か?(大袈裟ですが)というほど精密に当社のオフィスが描かれていました!ビックリです。
机の配置から、天井、天井の照明、机の上の定規や資料まで描かれています。
壁に貼ってあるポスターや壁掛け時計もです!
スタッフに見せると、「あっ、私の机だ!」「社内の自販機まで描いてある!」、「ゴミ箱まで忠実に!」という状態でした。
もちろん登場人物は違いますが私たちにしてみると、どこかにホントに存在する〝パラレルワールド〟のような気がしました。

【ベストセラーに】

すごい人気だそうです。連載も人気ですが単行本のランキングもベストテンに入ってるそうです。

【しかし、思わぬ事が】

その後、私たちは大家さんの事情で、大家さん側のディベロッパーの費用で事務所を移転することになりました。北国分というところに引越しました。
広い建物が無くて、メインオフィス、分室、写真スタジオのの3拠点という形に分かれてしまうことになりました。(zoomで繋いでいますが)
今までの事務所が入っていた思い出の建物は解体されました。(泣)

【第4拠点?】

なので、私たちの思い出の事務所の建物は無くなりますが、良く考えると人気漫画の世界に、〝第4拠点として移転した〟とも言えます(笑)。そう思うことにしました(笑)。
あの事務所は、20年前にスケルトンで借りて私がデザインして、1500万かけて内装工事をした思い入れのある事務所なので、昔の事務所を思い出したい時はこの単行本を開くといつでもあの事務所に戻れます。(ホントにそっくりなんです)
取り壊されてしまった事務所も、漫画の中でまるでパラレルワールドのように、違う登場人物がイキイキと仕事をしています。不思議な気がします。(笑)